目次
はじめに
2014年に起業して丸4年。
起業の同期、先輩、後輩、
本当にたくさんの人たちを見てきました。
その中で上手くいってる人
その何倍もの数の
途中でフェイドアウトしていく人
このどちらのタイプも観察に観察を重ねて見出した、
起業した人がぶち当たる壁9選
それでは行ってみましょう。
“自由”に慣れてなさすぎて困惑
今までバイトでも会社員でも、
出社・退社の時間、休みの日程、仕事内容などのほぼ全てを会社が決めてくれたのに対して、
起業してからは全部自分で決めないといけなくなる。
これが意外と慣れない!
例に漏れず僕も最初にぶち当たった壁でした。
仕事を作ることから始めないといけない、スケジュール帳に予定を埋めて行く作業から始めないといけない。
朝起きる時間も自由、
サボるのも自由、
何でも自分で決めていいよと言われると最初、かなり迷子になります。。
枠組みとゴールのあるプールではなく、
広大な海に放り投げられたら
(自分から飛び込んだんだけど)
精神的にも意外としんどく
溺れかけます。
これは徐々に慣れてくるものではあるのですが、最初はしんどかったです。
消費者志向が抜けない
❶消費者思考と❷商売人思考を二つの事例で分かりやすく説明するなれば、
例)ダイエットをしよう!と思った時に
❶まずはダイエットグッズを揃えたり、ジムに入会するところから(お金を使うことから)始める人
❷まずはランニングや腕立て伏せや食事制限から(無料でできることから)始める人
の2パターンに分けた時に、
❶思考の方がビジネスを始めた場合、ビジネスを始めたと同時に大量にお金を使ってしまうパターンが多く見受けられる。
まずMacBookを買おう!とか
ホームページや名刺にがっつりお金をかけてみたり、お店を開く時の家具家電を新品で割高でドカンと揃えてみたり、
高いセミナーに通ったり、
高額の起業塾に入ったり、、、
僕は尊敬する商売人、
斎藤一人さんの本を熟読して
「金を出さずに知恵を出せ」
の精神を身体に染み込ませていたので、
とにかくお金をかけずに始めれることから着手していったし、
授業料を払わなくても教えてくれる経営者の先輩方にたくさん出会ってきたけど、
経費や初期費用かけすぎて、後から精神的に参って自滅していく人や、売上が上がっても全然利益が残ってない人、本当に多いです!要注意!
怪しいビジネスの勧誘を受けてフェイドアウト
ぶっちゃけこれが一番多いのではないでしょうか?
投資詐欺、起業塾、ネットワークビジネス、このどれからも勧誘されずに起業の道を進むことは困難と言い切れるでしょう。
僕自身も例に漏れず、合計100以上は勧誘を受けてきました(そのうちの9割ほどが起業したての一年目の頃。ビジネスが軌道に乗ってからは勧誘が無くなる)
起業したい!
けど何がしたいか分からない!
早く稼がなきゃ!
の時期に、
その不安や焦りを餌にしたプロの営業トーク、そして同じ志を持った仲間っぽい人たち、に囲まれてしまった日には正常な判断を失い、
本来、生半可な覚悟で挑んでも成功するはずない”投資””ネットワークビジネス”の地獄的イバラの道が、なぜか甘い蜜だと脳が錯覚してしまい、手を出し、
1年後には100万を越す借金持ち。
これは本当にめちゃくちゃたくさん見てきました。
起業を志した人の8割がここで脱落していったと言っても過言ではないかもしれません。
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※一応、注釈
ネットワークビジネスで成功してる知り合いは何人も知ってますが、皆かなりのバケモノで、ハッキリ言って何やっても結局成功しただろうなという人ばかりで、
生半可な覚悟と行動量ではありません。
参入障壁の低さに騙されないように注意、という話です。甘い蜜なんてないのです。
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お金に対しての抵抗感が抜けない
経営をするということ、
起業をするということ、
これは今まで以上にお金と向き合わなければなりません。
会社が払ってくれていた経費や税金、
どのぐらい売上があれば利益でるのか、
など、
今まで目を当ててなかった分野の勉強が必須になるからです。
なので経営者同士では自然と、何の抵抗感もなくお金の話をします。
「今度あの税金に関する法律変わるね〜」
とか
「この前出してた広告代っていくら?え、それってランニングコストかけすぎじゃない?」
とか、
好きな野球選手やアイドルの話をするぐらいごく自然にお金の話をします。
ですが何故か、経営者友達以外の人と話すと、お金の話をすることが卑しいことのように思って生きてきた人が多い気がします。
僕は親が自営業だったのでよくお金の話を聞いてました。
なので抵抗なくこの世界に入れたのですが、、、
まずは
お金への抵抗感、
お金への否定感?
を
【お金への肯定感】
に変えるリハビリから始めないと、起業の土俵に上がるのは難しいのではないか、というのが正直な感想です。
ここのマインドがなかなか変わらず、
四苦八苦してる人を何人も見てきた気がします。
モチベーション維持ができない
これにはいくつも原因があると思うのです。
今までは会社が目標を決めてくれ、
仕事を与えてくれ、
上司が支えてくれ、
同期と励ましあいながら、
モチベーションを維持してきたかもしれません。
いや実際、維持できなくても毎日仕事は用意されてるので、食べることに困りません。
しかし起業した人間にとって
モチベーション維持は死活問題です。
モチベーションが無い状態で仕事くれる人なんて現れないですし、
まだ実績も何も無い状態で起業したばっかりの時は、とにかく行動、行動、行動。
行動量にレバレッジをかけていくことでしか
道は拓けないのですが、
その自分のケツを叩けないというのは、それ即ち廃業を意味します。
僕はこのモチベーション維持困難の原因は、
【稼いだ後にしたいことが明確に定まっていない】
ことに原因があると考えています。
僕はこの記事に書いてあるようなモチベーションで、楽しく商売に臨んでいます。
家族・恋人・友人・職場の人達に反対される
これに関してはキッパリと言いたい。
「あなたが甘いだけです」
一番理由にならない、
言い訳でしかないのがここだと思っています。
自分の覚悟の無さを親しい周りの人のせいにするなんてもはや悲劇。
正当な理由のように話してくる人を見ると、
僕は首を傾げ、もはや耳をパタッと閉じてしまいます。笑
単純に、
絶対成功させる!
という気合。
それを周りに納得させれるような説得力
(つまりどれだけのことを今まで有言実行してきたか)
が問われているだけでしかなく、
反対してくれる人達も皆、
嫌がらせで反対しているわけではなく、
心底自分のことを想ってくれているからこそ心配してくれている。
「そんな甘い世界じゃないよ」
「ちゃんとした計画はあるのか?」
「今の会社を辞めたら未来は暗いぞ」
と言ってきた人も、
結果さえ出せば最終的には
「やっぱりお前はやるやつだと思ったよ」
「あの時の決断は正しかったな」
に引っくり返る様もたくさん見てきました。笑
しかしながら僕も、
会社辞める→世界一周→起業
のプランを話した時には
かなりの人から反対意見を頂いた記憶があります。
けれど少数ながら賛成意見というか
「とりあえずやってみてから考えたら良いんじゃない?」的な意見をくれた人も何人かいて、
それが全員
世界一周経験者or経営者
だったので、
【あ、僕は世界一周したいし経営者になりたいから、その人たちの意見だけを道しるべにして進もう】
とすんなり腑に落ちて、
歩き出し、今があります。
周りの反対意見にはエネルギー吸い取られますよね〜(/ _ ; )
痛いほど分かります。
(しかしそれを言い訳にするのは紳士のやり方ではございません。)
そんな時は、
自分のなりたい姿になってる人達の話だけを鵜呑みにしてGOするのも一つの手かもしれません。
最終的に目を輝かせてスタートを切れば、
周りの人たちは皆納得して見守ってくれるはずです。
“起業したい人”とばかりつるんで”成功してる人”とあまりつるまない
これも多い!
飲食店で成功したければ、
すでに飲食店を何店舗も手がけてる方の首根っこ捕まえてでも、その人と過ごす時間を多くした方が近道ですし、
ブログ収入を上げたければ、
ブログだけで生計を立ててる人に弟子入りしたり、
営業で成績を上げたかったら、
自分より飛び抜けて件数を取ってる人に頼み込んででも一緒に仕事させてもらって技を盗んだり、、
僕の経験上、
それが一番近道であると言いきれます。
5年かかる道のりが1年で済みます。
ところがどっこい。
“起業したい人”
“今から起業頑張る!の人”
たちだけでコミュニティを形成し、
ものすごい悪い言い方をすれば、
傷の舐め合いのような日々を送ってその場に止まってる人も多く見かけます。
これではスピード感が出ず、
スピード感が出ないということは、
軌道に乗るのが遅れ、
資金もショートし、
リタイア率も格段に上がります。
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ここで一応、注意。
そういうコミュニティに所属することのメリットは沢山ありますし、僕もそんな経験もありますが、
そういうコミュニティ【だけ】に所属することがあまり良くない、という意味です。
個人的な配分としては、
今から頑張る同期コミュニティとの時間:2
すでに先を走ってる人達との時間:8
がベストだと思っています。
しかし上の人とお付き合いするには、
「今の状態の僕に付き合わせてしまって良いのかな、、、」
という自己肯定感が試される場でもあります。
しかし、
今から起業!
っていう人の応援を楽しんでくれる経営者もたくさんいます。
経営者10人と出会えば1人はいるはずです。
僕はそんな方々にたくさんの知識と知恵を無償で与えて頂いて、今があります。
とても感謝しています。
100点のプランを立てないと走り出さない
会社員時代、
何をするにも計画を提出しないといけない風習があったように記憶していますが、
起業は真逆の理論で成り立っているように思います。
「行動しながら考える」
起業の走り出しはもうこれしか解決策はありません。
僕の理屈で言うと、
起業したことない人が100点の起業プランを描くことは絶対無理です。
それに関してはこの記事に少し書いています。
やってみないと感覚が掴めないことばかりです。
時給で考える癖が抜けない
起業して最初の頃は、
行動量に対しての売上なんて上がらなくて当然で、
それを
「時給に換算したらいくら〜」
みたいな皮算用は無用。
サラリーマンは
20→21→22→23→24→25
のように順当に収入が上がっていく世界だとしたら、
起業の世界は
-10→5→15→25→50→100
のような曲線で収入が上がっていく世界だと感じてます。
つまり最初の2.3年はしんどいです、
“今”のみを切り取ったら、
会社員に戻ろうか、、、
なんて気持ちもよぎると思います。
(僕も一度だけ思ったことがあります)
ですが
必ず全ての苦労が報われて、
芽が出て花が咲くチャンスが来ます。
その時まで続ける根気、
根気というより
【未来に対しての明るいビジョン】
【自分を信じる力】
を持ち続けることができるかどうか、
これにかかっています。
まとめ
以上、
僕の実体験と、
周りで起業の道を志すも途中で降りてしまった方々を観察して見出した9つの壁についてでした。
逆に言えば最初の一年でこの9つの壁を乗り越えるコツを掴めれば、
未来は明るいような気がします。
最初の1.2年は、
「人生で経験したことないほどの地獄を味わおう!死ぬほど行動しよう!」
ぐらいの覚悟さえあれば、
乗り切れると思います(少し大袈裟か)
1.2年でリタイアする人達は単純に、
周りの華やかな経営者たちを見て、
少し楽なように錯覚をしているのでは?
と思ってしまいます。
経営者は誰にも言わないだけで、苦労やピンチを乗り越えてこそ華やかな今がある、ということに例外は無いと思うのですが、
それを起業前に知る機会はなかなかありません。
なのでこの記事に念入りに記しておきました。
覚悟と強い意志さえあれば、
絶対超えられる壁しかないと思います。
起業前の過去の自分に向けてのメッセージ、ぐらいの気合で綴りました。
起業の世界に飛び込もうとしてる誰かの胸に一文でも刺されば幸いですし、
「確かに!あるある〜!」
とフランクに笑って読んで頂けると嬉しいです。
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