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僕の実体験〜起業塾に入りかける〜
僕も一度だけ、
現金30万円握りしめて、
起業塾に通おうとしていたことがありました。
しかし寸前でなんだかモヤモヤしてしまい、
その時身近にいる経営者と言えば母のみだったので、
母に相談したところ
「やめときなさい」
ときっぱり。
正確には、
「起業塾で教わる内容ぐらいなら私がある程度教えてきた事と一緒だよ。それか自己啓発本に書かれてる内容とほぼ一緒。30万の価値は無い。やめときなさい。」
みたいな内容だったと記憶している。
それに対して僕も、確かにそうかもと思いつつも少しだけ反論。
「将来起業したいけど、今僕の周りには起業家や、起業を志してる仲間が一人もいない。(当時21歳)環境を変えたいので、そこに飛び込みたいと考えている」と伝える。
そうすると母は
「起業したいと思ってる人はすぐに起業している。そういうスクールには今のあんたと同じように迷走期間の人たちしかいないだろうから、起業仲間にはなり得ない。やめときなさい。」
この言葉が腑に落ちて、
起業スクールに入ることを辞退。

今思えば本当に入らなくて良かったと思います。30万あれば結構いろいろできます。
その後起業して、
いろんな人を見てきた中で、
過去の僕のように起業塾に入ろうとしてしまう人、入ったけど全く結果に結びついてなくお金だけ失った人
めちゃくちゃ多いなと感じます。
そこでこの記事に、
「起業塾やビジネススクールに入るより、もうビジネス始めてしまった方が良いよ」
という結論の元、
根拠をいくつか書いてみようと思います。
それではいってみましょう。
そもそもビジネスをお金払って学ぼうとしてること自体が矛盾している
僕が入りかけたそのスクールは
「1年以内に年収1000万を約束するよ!」
と口説かれたことを覚えています。
今となれば、自分が起業してやっていけるかどうかまだ自信のなかった僕は、
30万でその”約束”自体を買おうとしていました。

つまりお金を払って、
人に思考を委ねてしまおうとしていたのです。
ダイエットグッズを買う心理と一緒ですね。
自分が努力しよう!
よりも、
魔法のアイテムに頼ろう!
に変換して思考を投げて、お金も投げかけたわけですから、
しかしスタート地点からそんな甘えんぼ思考では、
その先進む道が成功につながっているとは思えません。
10人に1人しか成功しない
=10人中9人からは不当にお金を頂いてることになる
これ、いろんな起業塾を見る中で、
統計的にこんな人数じゃないかなと僕が見出した数値ですが、
その塾で払った額に見合った結果を出してる人は、10%以下。
そしてその10%以下の人を見た感じ、
そもそも塾に通わなくても自力でそこまではいけただろうなーと思う人たちに見えます。
その塾に払うお金を開業資金に充てた方がよっぽど成功率が上がる。

例え失敗したとしても、
座学で学ぶことより、学びが多くなる。
なので僕は
「今すぐ始めちゃえ」派です。
起業塾には”起業したい人”がいるだけ”起業家”がいるわけではない
これはこの記事の⑻に書いたことでもありますが、
“起業したい人”とだけつるむ
ぬるま湯な日々は麻薬です。
“未来を目指してる感”を仲間と共有しながら皆でその場にとどまってしまう場合が多いからです。
起業してしまえば、
自然と周りは起業家や経営者の先輩達が集まります。

それに伴い情報や熱量も、
より有益なものになるでしょう。
有益な情報ほど無料でシェアした方が恩恵が大きい
これは尊敬する日本一の商売人”斎藤一人さん”
![]() 斎藤一人 俺の人生 すべてが成功する絶対法則 [ 斎藤一人 ]
|
の理念に沿ったものであり、
僕はこっちルートで起業の道を進んできました。
無料で教えてくれるどころか
飲みに連れて行ってくれてご馳走してくれた上でさらに、
今の自分に必要なことや、
有益なビジネス情報を共有してくれる、
そんな先輩経営者や同期に恵まれて、
特に”教わる”ことに対してお金を使うことなく、教養やノウハウを培ってきました。
そういった場合の恩返しはもちろん、
僕が後輩に同じことをしてあげることだと捉えて、
僕もよく後輩や、今から起業したいなんていう方には、
お酒でもカフェでもなんでもご馳走して、
相談に乗るようにしています。

そうすると、
その後輩も、後輩に対して同じことをするようになり、
良い連鎖が生まれ、
なんとなく徳も詰めて、
運が良くなりそうな気がします。笑
なんといっても気分が良いですね♪
有料で仕入れた情報を無料で広めれなくなる。
その人のノウハウをお金で買ってしまったら、例えばブログ収益の出し方を30万払って人に教えてもらったとして、
自分の親しい人がブログのコツとか聞いてきた際に、
無料で教えることに”抵抗感”が生まれる。
これ非常に厄介だなと思います。

僕なんかは呑んでいい気分になったら、
有益な情報でもなんでもペラペラ話したがるタイプだけど、
有料で情報を得てしまったら、
その情報を無料で人に教えた際、
教わった人に対しての不義理になりかねない。
これ、
不自由だな〜、
身軽じゃないな〜、
なんて思います。

じゃあ教えるのにお金を取るか、
となってしまったら、
これまた負の連鎖。
お金を払って得た情報を、
人に有料で教えたら、
その人も有料でしか人に教えなくなる。
さっきの
“先輩に奢ってもらった恩返しは、後輩に奢ること”

という文化とは真逆の、
“先輩にお金払って教わったから、後輩からもお金取る”
の文化が始まってしまう。
これはあまり
僕の好みではないですね〜。
良し悪しではなく、
自分に合うかどうか、
好みの問題だと思います。
師弟関係(上下関係)になるよりお友達かビジネスパートナーになった方が良い
僕もよく、
起業コンサルでも始めたら良いじゃん、とか
そんなにいっぱい情報持ってるなら有料にしないと、とか
そんな話をたくさん頂きますが、
手を伸ばさない一番の理由がこれですね。

講師と生徒
コンサルタントとコンサル生
になってしまったら、
師弟関係みたいなのが一生消えなさそうで
重たいんですよね〜
ずっと尊敬される自分でいなきゃいけない気もして、重いし、
この記事にある僕の価値観の中核にある
https://tabi.work/2018/07/31/kigyou/
“身軽でいたい”の理念とは少し色が違ってくるのかなと直感しています。
最後に〜実践に勝る学びなし〜
起業を勉強するのに大きく分けて
ルートが3つあるとすれば、
1僕みたいに無料で有益な情報をシェアしあう先輩や仲間と共に進む
2起業塾やビジネススクールでの学びをキッカケにして進む
3独学オンリーで進む
だとして、

僕は1のルートに魅力を感じてその道を進みました。
なので2のルートにはどうしても抵抗感があります、
けれど、
2の道を進んでる知り合いもたくさんいるし、中には仲良くしてる方もいるので、
その道を否定したいと思ってるわけではありません。
大学に行く学費とかに比べれば、
起業塾の方が断然安い上によっぽど身になるとは思いますし、
起業塾の講師も、
その技術を培うために、
たくさんの時間とお金を費やしてきたはずなので、
それをお金に変えるのも不自然なことではないはずです。

よくある高額塾の謳い文句としては、
「無料だと覚悟が備わらない。
高いお金を払うからこそ前のめりに学ぶ姿勢が備わる」
というものがありますが、
それも一理ある考えだと思います。
(ただ僕の考え方としては「高額のお金を払わないと前のめりになれない」時点で起業家マインドとは真逆の、消費者マインドのような気が、、、)
なので何が言いたいかというと、
基本的にはこの内容と同じではありますが、
「起業塾やビジネススクールに入るより、もうビジネス始めてしまった方が良いよ」
「何でも良いから始めちゃえ」
一貫してこれです。
起業の入り口ってもうこれなくして光は差さない。
実践に勝る学びなし!