2019年12月、私達夫婦の4回目になる結婚記念日のお祝いに旅行を計画し国内の星野リゾートで最後の『星のや東京』へ宿泊してきました。去年の結婚記念日に行った『星のや軽井沢』から始まり『星のや富士』『星のや竹富島』『星のや京都』と約1年で国内の星のやブランドの5施設を全制覇しました。このリピート率からみても星野リゾートの魅力が伝わるかもしれません(笑)同じ星のやブランドでも地域に特化したコンセプトが毎度のことながら感動するほど素晴らしいので、今回も『星のや東京』について詳しくレポートしていきたいと思います!
目次
- 1 アクセス
- 2 エントランスの様子 〜チェックイン〜
- 3 客室の様子
- 4 ドリンク・軽食が全て無料?!お茶の間ラウンジが滞在をより快適にしてくれる
- 5 アクティビティ SAKEラウンジで日本酒飲み比べと日本の伝統曲芸を楽しむ
- 6 星のや東京から一押しされた江戸前鮨”銀座いわ”で銀座の寿司を味わう
- 7 最上階、東京ど真ん中で入る至福の温泉でのひと時 お休み前の深呼吸アクティビティ
- 8 夜のお茶の間ラウンジ 〜お夜食の事〜
- 9 朝のお茶の間ラウンジ〜おむすびの事・珈琲の事〜
- 10 滞在着の着物でお出かけ 徒歩圏内の皇居へ
- 11 星のや東京ダイニング ”Nipponキュイジーヌ”で結婚記念日ディナーを過ごす
- 12 めざめの朝稽古アクティビティでサムライ体験?!
- 13 まとめ 星のや東京も素晴らしいけど”星のや”ブランドの中では最下位かも?
アクセス
〒100ー0004 東京と千代田区大手町一丁目9番1
電話予約:0570-073-066 (9:00~20:00)
ご到着当日の電話:03-6214-5151
今回私達は飛行機で成田空港まで行き、その後東京駅で知人との用事を済ませてから向かいました。JR東京駅丸の内北口から徒歩10分(850m)の距離なので途中のお店で昼食をとりながら駅から歩いて向かいました。高層ビルが立ち並び、様々な飲食店やお店が並び歩いているだけでも都会な雰囲気で楽しめます。最寄り駅の東京メトロ(地下鉄)大手町駅からは丸ノ内線はA1出口、その他の線はC1出口が最寄りになります。
タクシー利用の場合は大手町フィナンシャルシティグランキューブの地下2階に星のやの車寄せがあるのでそこから入り、エレベーターで地上1階にあるエントランスへ向かえます。
エントランスの様子 〜チェックイン〜
特に迷うことなく星のや東京まで到着しました。1階エントランス前には星のや東京のロゴが光っています。
建物は一見同じ様な高層ビルばかりですが、星のや東京は江戸紋章の麻の葉崩しをモチーフにした抜き型で建物全体が覆われています。後ほどスタッフの方が周囲から施設の中が見えない様に目隠しになっていることを教えて頂きましたが、目印にもなるなぁという印象。オシャレです。
向かいのビルにもたくさんの飲食店がありましたので、基本星のやの施設は食事なしの予約となりますが困ることはないでしょう。東京駅周辺のグルメももちろん充実していて逆に迷うくらいです。
脱線しましたが施設内の写真に戻ります。こちらが有名な星のや東京のエントランスです。チェックインの時間より早めに到着したので貸切で写真を撮って頂けました^^
左側は全て靴箱になっており、入り口で靴を脱ぐとスタッフの方が指定の靴箱に収納してくださる様です。普通のホテルだと客室まで靴で、その後部屋でスリッパに履き替えると思いますがこの『ビル型温泉旅館』は一味違います。入り口で靴を預けたら滞在中は基本”素足”で過ごすのです!
その為、館内はエレベーター内まで全て畳!!!わお!この体験は外国人だけでなく日本人にも新鮮です(笑)慣れないと客室から出るときにスリッパや靴を探すのですが、慣れるととっても快適で、素足で過ごせる開放感が癖になります。客室には足袋型の靴下は用意されていますのでご安心を。
入り口で名前を伝えると、エレベーターで客室へ案内されます。そのまま客室でのチェックインなので待たされることなくノンストレスで助かります◎
客室の様子
客室の全体図はこんな感じ!東京都心のビルなので客室は広くはないですが機能的で窮屈ではありません。中央に見えるのが客室への入り口のドアで、オートロック式、カードキー内蔵のボックス型のルームキーを紋章マークにかざすとドアが開く様になっています。
ベットは予約時には我が子ao君も一緒に連れて行くはずだったので今回はツインで。ただ、今回もばあばの家で遊んでもらえることになったので今回は久しぶりに夫婦2人だけの寛ぎ旅行になりました。温泉旅館でも外国人の方が多いからか布団ではなくベットです。現代の日本人も布団よりベットで就寝する人が増えているからかもしれません。マットレスも柔らかく快適でした^^
今回は結婚記念日のお祝いの旅行だったので星のや東京からオリジナルの日本酒のプレゼントが用意されていました^^嬉しい♫
座布団とローテーブルではなく竹で和風に仕上げたローチェアとハイテーブルで和の雰囲気は保ったまま、過ごしやすいリビングスペース。また星のやブランドは”現代を休む日”というコンセプトなので基本客室のテレビが用意されていないというのが有名なのですが、星のや東京では外国のお客様が多いからか隠されていますが客室でテレビを観ることが可能。中央のミラーの部分に向かってリモコンで操作するとテレビの視聴ができる様になっています。私達は基本テレビは観ない滞在をするので使用しませんでしたけどね。代わりに客室の用意されているBluetoothのスピーカーで音楽をかけていました♫
窓からの景観は目の前がビルなので期待できませんが、ビルを囲っている格子がオシャレで目隠しにもなるので外からの視線は全く気になりません。客室は3階から16階フロアなので歩いている人の目線は気にしなくて良いでしょう。もし気になる方は襖を閉めることも可能。冬はガラスだけだと寒いので就寝時は閉めていました。
左側は浴室。基本17階最上階に露天風呂の温泉があるので使用する機会は少ないです。ボタン一つで目隠しでガラスが曇るのでご安心を。使用しない時はスケルトンで客室が広く感じる仕組み。アメニティはシャワールームにシャンプー・コンディショナー・ボディソープ、洗面台には入浴剤・Lirioの小包装でクレンジング・洗顔・化粧水・乳液や星のやオリジナルの石鹸・歯ブラシ・綿棒とコットン・ヘアブラシ・ヘアゴム・ドライヤーなど一通り用意されているのでこだわりのもの以外は持参しなくてもよかったです。
入り口すぐ右側にはウォシュレット付きのお手洗い、簡易的なミニバーと冷蔵庫(ミネラルウォーター以外は有料です)と大きなクローゼットがあり、滞在着やパジャマ・靴下等が用意されています。クローゼットは開けると自動でライトが点灯するので便利でした◎
ドリンク・軽食が全て無料?!お茶の間ラウンジが滞在をより快適にしてくれる
客室へ案内される前に説明される場所が、”お茶の間ラウンジ”と呼ばれるスペース。エレベーターを降りた目の前にあります。驚きなのが、そのラウンジが3階から16階の客室がある各フロアーにそれぞれ設けてあること!他の星のやにあった同じ様なフリードリンク、お菓子が置いてあるラウンジは施設に一箇所なので宿泊客が多いと混雑することもありましたが、そのフロアーの宿泊客専用の空間になるので比較するとすごくリッチな空間ですよね〜!家で例えるとリビングスペースの様な空間。客室の一部として使ってくださいとの事。
チェックインの時間帯には季節のお茶菓子が3種類と軽くつまめるビスケットなどが正面に用意されていました。名古屋の代表的な”しるこサンド”があって少し嬉しかった(笑)こちらの正面スペースのものは時間帯によって内容が変更になるので気に入ったものは部屋に持ち帰るとゆっくりと好きなタイミングで楽しむことができます^^
奥にはあられやせんべい、ゴマ板などの軽くお酒のお供になりそうなラインナップ。星のやロゴのパッケージが目を引く”せんべいブラザーズ”は何種類もあってついつい手にとってしまいます。ちなみに2階の売店で購入も可能なのでお土産にも良さそうでした◎
ラウンジ内の冷蔵庫にもドリンクも豊富で、ジュース類も小さいサイズで揃っていて使いやすかった◎また、エビスの缶ビールも飲み放題なのでお風呂上がりや夕食前の晩酌など、楽しめました^^アルコールもいつでも無料で飲み放題なのは嬉しいですね〜!
隣の冷凍庫にはチョコアイスボールが用意されています。バニラ・苺・抹茶・コーヒーの味で、湯上りに食べるのが最高でした〜♫
その他コーヒー(ドリップパック式)、ハーブティ・煎茶など温かい飲み物は棚のスペースに用意されています。
茶器もたくさん用意されていて気分によって選ぶのが楽しかったです^^
トラベルライブラリーの様にご当地の書籍も数は少ないですが用意されていました。気になるものを手にとってゆったりと過ごすのがいいですよね。
客室でのチェックインを済ませた後、早速ビールとせんべいと季節のお茶菓子を客室に持ってきて食べようとすると、ドアがノックされておもてなしのお茶菓子とお茶が運ばれてきました!こちらは生菓子の南瓜に見立てたお饅頭。冬至が近かったので南瓜やゆずを使用したお菓子が多かったです。妻はお菓子を、僕は耐えられずビールでひと休憩しました(笑)
アクティビティ SAKEラウンジで日本酒飲み比べと日本の伝統曲芸を楽しむ
客室に用意されていた滞在着は、ここ星のや東京だけはなんと着物!しかも驚くのがスエットの様な洋服の生地で仕立てられているので着物なのに苦しくない事!着方の説明書も用意されているので外国人の方も綺麗に着こなしていました。早速、着物の館内着でお出かけ♫妻が手に持っているバッグも星のやのロゴ入りでこちらはお土産に持って帰ることができます^^
向かった先は2階のフロントラウンジ。右側にショップも併設されています。こちらは外来の方との打ち合わせにも使えるスペースだそう。
17:00~19:00の時間には日本酒の飲み比べができ、こちらももちろん無料です。3種類飲み比べをして、気に入ったものをお代わりすることも可能でした◎
お猪口も様々でつい迷ってしまいますが、好きなものを選んでお酒を楽しむことができます。
妻は日本酒が飲めないのですが、ノンアルコールも甘酒・ジュース・ミネラルウォーターも用意されていました。つまみに豆腐田楽が用意されていたので味噌や大根おろしなど好きなトッピングをして一緒に頂きました。
そして同じフロアー奥のステージでは日本の伝統曲芸である”傘回し”の公演がありお酒を飲みながら参加しました。曲芸は2回公演で17:15~17:45~でした。初回の公演の方が人が少なかったのでオススメです。
最後は参加型で実際に傘回しの体験もさせて頂けました。見ていると簡単そうに見えるのにいざやってみると思う様にバランスを取ることができず、難しい。少し手伝っていただきながら無事に傘回し体験ができました^^
星のや東京から一押しされた江戸前鮨”銀座いわ”で銀座の寿司を味わう
お待ちかねの夕食は、星のや東京に教えていただいた銀座のお寿司屋さんへ。実は行きたかったお寿司屋さんの予約が取れずお店選びに迷って電話で星のや東京に相談したところ、こちらのお店へ伺う宿泊者様が多く、大将が握るお寿司が絶品ですよと教えていただき、予約までお願いできました^^星のや東京からタクシーで約10分ほどの距離。銀座のお寿司は初めてでテンションが上がります。
カウンターのみの店内。店内は明るめ。大将がお話上手でもちろん腕もピカイチということで予約してもらっただけに、所作の美しさに思わず見惚れてしまいます。特にいかの薄切りは技が光っていました。
この日の席は私たち夫婦の他にアメリカ人の男性一人、香港人の男性と日本人女性の計5名でした。大将もスタッフの方も外国人向けの英語・中国語の説明、またiPadで写真を提示したりと外国人向けの接客も慣れた様子ですごいなあと感心してしまいました。
お味もこだわりが垣間見え、もずくに鰻を組み合わせたお料理や熟成させたカンパチなど普段食べない様なネタにも出会えて新鮮です。
お任せでお願いしたのですが、エビ・カニ・雲丹が好きだと話をしていたら全て提供して頂けました!言ってみるものですね(笑)こちら牡丹海老。
少食なので途中からシャリは小さめに調節して下さったり、わさびは好みによって多め少なめに変更できて自分好みにカスタマイズ可能で嬉しかったです。
鮪は赤身とトロと2種類。最初から置いておいて、室温で脂の程よく溶けたベストなタイミングで握ってもらえました。う〜ん、美味しい!お酒の種類も豊富でビール、ハイボール、日本酒も好みに合わせて提供していただきました。お寿司も美味しくてついついお酒も進みます。
海苔が水分を吸う前に急いで食べてと言われたウニの軍艦はウニの量が見てわかると思いますが盛りだくさんで思わず写真を撮りました(笑)
お値段は2人で酒代込み7万弱ぐらいだったかな?銀座でお寿司という体験はよかったですよ!ネットで調べて行ってがっかりするよりも紹介だとハズレなくていいですね。予約まで行って下さったので手間もなく助かりました◎
最上階、東京ど真ん中で入る至福の温泉でのひと時 お休み前の深呼吸アクティビティ
タクシーで星のや東京へ戻り、楽しみにしていた最上階17階にある温泉へ向かいました。写真は朝、誰も利用していなかった時のものです。広々とした脱衣所、タオルは用意されているので部屋からは手ぶらで利用できます。
温泉はこんな感じ。黒でシックな印象。シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・Lirioのクレンジング・洗顔も用意されていました。左側にある内湯の湯舟から暖簾をくぐると露天風呂へと繋がっており、温泉自体は同じ湯です。露天風呂は空を縁取る様に設計されていて東京のど真ん中を贅沢に堪能させてくれます。夜は暗くて空が見れないのでやはり朝風呂もオススメ。比較的に夕方と朝は利用する時間帯が重ならず快適でした。
また時間帯によっては湯上り牛乳・コーヒー牛乳の振る舞いがありました。昔の銭湯気分なんでしょうか。ウォーターサーバーもありますので水分補給はしっかりと。
温泉にはLirioのクレンジング・化粧水・乳液・美容液・ボディクリームが大容量サイズで設置されているので嬉しかったです。ボディクリームはとても使い心地が良くて特によかったです。
しっとりと肌になじみ保湿効果が高い温泉なので、滞在中は何度か利用しました。17階エレベーター前のスパラウンジには歩きながら足つぼが押せる様なスペースや軽いドリンクも置かれていました。
また、こちらのスパラウンジで予約すると22:00~お休み前の深呼吸というアクティビティに参加できます。お休み前の時間に心と体を静める深呼吸とストレッチを行い、気持ちよく眠りにつくことができますよ。
夜のお茶の間ラウンジ 〜お夜食の事〜
お昼にはお茶菓子が置かれていたスペースは時間帯によって一部内容が変わっていました。お夜食にマグ麺、にゅうめん2種、おつまみになりそうなナッツやドライフルーツが用意されていました。
マグ麺というのはマグカップで頂くインスタントラーメンの事の様ですね。好きなマグを選んでいただきます。少量なのがお夜食にピッタリかも。
とはいえ、お寿司でお腹いっぱいな少食な私たちは食べたい気持ちを抑えてハーブティとミネラルウォーターで湯上りをゆっくり過ごします。お茶の間ラウンジ内にベットの様に広々とくつろげるソファーが2箇所用意されているので、本当に家で過ごすように寛ぐ事ができました^^
それとお気に入りのドリンクは、珍しいあずき茶!こちらジュースとは異なり、無糖なので飲みやすく飲んだ後にふわっとあずきの風味が感じられるのが癖になり何度かいただきました。お試しあれ。
朝のお茶の間ラウンジ〜おむすびの事・珈琲の事〜
他の星のや施設では朝食も全て別料金なのですが、なぜか星のや東京は朝8〜10時にお茶の間ラウンジでおむすびを無料で頂くことができます。もちろんお部屋で頂くこともできるそうですが、ちょうどラウンジに朝日が入ってきていたのでそのまま窓側の席でいただくことにしました。内容はシンプルにおむすび2種と香の物、お味噌汁です。スタッフの方にお願いすると、おむすびを待っている間に好きなお茶を淹れてくださいました。
食後にはスタッフの方がハンドドリップで美味しいコーヒーを淹れてくださいます。贅沢な朝のひと時を過ごせました^^
ちなみに2日目は中央テーブルに座り、担当して下さったスタッフの方に星野リゾートの様々なお話を聞くことができました。それもいい思い出。素敵な時間をありがとうございました^^
滞在着の着物でお出かけ 徒歩圏内の皇居へ
たまたま宿泊した日が皇居乾通り一般公開の期間であることをテレビで知り、せっかくなので日本人らしく(?)着物でお出かけしよう!ということになりお出かけしてきました。まずはエントランスの縁台の飾り前で写真をお願いしました。こちらも冬至をイメージした飾りでシーズンごとに変わるそう。妻は女性用サイズの茶色の着物がお気に召さなかった様で、同じ黒の着物を借りていました。
電車で2駅移動し皇居へ入る入り口へと向かいます。左側が皇居、右側が東京駅。とても対照的で面白いですよね。まず、皇居の場所ですら知識が乏しかったので今回はとても学びある旅行になりました。
入り口で、今日は空いている方だと話を聞いたので行列に並んでみたもののすごい人で途中人数制限がされ諦めかけましたが(笑)無事に大嘗宮までたどり着きました。
正面はみなさん写真を撮るのに立ち止まるのですごい人でしたが、横からだと割とスムーズに写真が撮れました。着物での来場者はやはり珍しく、外国人の方以外にもたくさんの方にお声をかけていただきました。少し恥ずかしかったけどいい思い出になりました^^
着物を持っていくのもレンタルするのも大変なので、星のや東京へ宿泊の際は滞在着の着心地のいい着物姿でお散歩も楽しむのがオススメですよ〜!
星のや東京ダイニング ”Nipponキュイジーヌ”で結婚記念日ディナーを過ごす
その後はランチを済ませて宿に戻り、ラウンジや温泉でゆっくり過ごして夜はお楽しみの結婚記念日ディナーを。妻の希望で星のや東京の地下1階にあるダイニングを予約していました。エレベーターで降りると目の前には星のや軽井沢を思い出させる岩壁のオブジェがありました。名前を伝えると席まで案内されます。
フレンチの世界コンクールで受賞歴のあるシェフが、魚を中心に日本の食材とフレンチの技法を調和させた、新しい日本旅館の料理『Nipponキュイジーヌ』というジャンルのお料理だそう。メニューも変わっていてそれぞれ連想させる漢字一文字が書かれており、次はどんな料理が来るか予想するのも楽しかったです。
まず運ばれてきたお料理はメニュー表にはない前菜。フリットが刺さったピンチョスと黒い物はおせんべいの様なもの。驚くのがお料理よりも台座に使用されている木材が、星のや東京建設時に発掘された以前建っていた建物で使用されていた木材を整えてこの様に使用していること!またピンチョスの串はその木材の接合部分に使用されていた釘の金属を加工し直して作ったとのこと。ここまでいくと凄すぎて言葉が出ません。あっぱれ!(笑)
次に”灯”と表現されたお料理はチョウチンアンコウとかけて星のや提灯で運ばれてきました!こだわりがすごい。
提灯を畳むと中から綺麗なお料理が登場。粋な演出に楽しませて頂きました。
”石”のお料理はこのダイニングの有名な一品。石と意思をかけて”5つの意思”。それぞれ酸味・塩味・旨味・苦味・甘味を感じるお料理が並びます。台座の石を持って一つずつパクッと頂きます。美しすぎて食べるのが勿体無いと感じる程。
”乗”のお料理。金目鯛のカルパッチョの上に薬味が飾りの様に美しく乗っています。
”宝”は香箱蟹の旨味たっぷりのお料理。安易に宝箱に入ってくるかも〜なんて発想は通用しませんでした(笑)
”素”は百合根の素材の形のまま、揚げたお料理。酸味の効いたマスタードソースと合わせるとホクホクとした食感と甘みが際立ちます。
メインディッシュ”和”のお料理は鰆のお料理。左、黄色の球状の物は温泉卵だそうで。お気づきかと思いますが、星のやの月のロゴを再現したお料理。感激!
”香”〆のお料理はフレンチなのにカレー風味のお茶漬け。いや、カレーというとシェフは怒るそう(笑)スパイスが効いたお茶漬け。炊きたてのご飯がスープの美味しさを引き立てます。
”零”柑橘と大葉の珍しいデザート。口の中がさっぱりとしていいです。
最後の”珠”のデザートは結婚記念日のお祝いメッセージ仕様!飴細工の球体を割ると中からイチゴのデザートが!上の蝶々も全て食べられるので妻は可愛い〜と大興奮でした^^
記念に写真をお願いしました。いい思い出になりました!
メニュー表のお料理は全て終わりましたが、最後にさらにミニャルディーズのお菓子が運ばれてきました。台座は流木を利用しているそう。ここまでこだわられるとただただ脱帽です(笑)コーヒーではなくお抹茶で合わせて頂くのがやはりこのダイニングの作法の様です。フレンチと日本の調和。とても楽しめました!
めざめの朝稽古アクティビティでサムライ体験?!
朝7時から2階講堂で行われるアクティビティに予約し、参加してきました。その名も”めざめの朝稽古”。
爽やかな江戸の朝稽古をイメージしたプログラムだそうで、体をほぐすストレッチの後には江戸三大流派のひとつ『北辰一刀流』の剣術所作に深呼吸を組み合わせたオリジナルの動きを稽古していただけます。実際に使用するのも刀をイメージした短い木刀!外人さんはサムライ体験にワクワクしていました^^
滞在着の着物で参加するとよりそれっぽくなります(笑)朝早いですが、面白い体験ができました^^
まとめ 星のや東京も素晴らしいけど”星のや”ブランドの中では最下位かも?
【良かった点】
☑︎靴を履かずに素足で館内を歩ける
これはとてもリラックスできました。エレベーターの中までも畳なのは感動しました。ただ外国人観光客は嫌がる人も一定数いるとのこと。
☑︎各階にラウンジが有り品数も豊富
これも驚きました。ラウンジやトラベルライブラリーは、どの施設も1施設1カ所なので、各階にあるとは豪華だなーと。さらに置いてあるお菓子や飲み物のラインナップも星野リゾート全施設の中でも一番多かった気がします。
☑︎朝食付きプラン
願わくば、星のやブランドは全施設これやってほしい。。。朝食を何食べようか考えるのも、注文するのも、買って持ち込むのも、全てが面倒臭いと考えてしまう僕みたいな人間にとって「朝食はココに何時集合ですよ」と決められた方が楽でありがたい笑
☑︎ディナーのクオリティが高い
妻が大変喜んでおりました。目から舌からストーリーから楽しめる、唯一無二のディナーでした。
☑︎都心なのでアクセスが良い
“星のや”ブランドは基本的に全て立地的に遠い中、東京は都心の真ん中にドンとあるので、全てにアクセスが良かったです
☑︎星のやの中では割安
今回も半年ほど前から早期割で予約させて頂いたおかげで、2人で2泊3日10万ぐらいだったかな?かなり割安で泊まれました
【良くなかった点】
☑︎窓の外の景色・ロケーションがイマイチ
僕は正直”星のや”国内全施設の中では最下位かな?と思ってしまいました。理由は「景観が良くない」この一点によるものです。
滞在中はラウンジでビールを飲み夕方からは日本酒も飲みまくり「ここ凄く良い!」とベタ褒めしていた僕ですが、いざ帰って思い返したり、写真を見返して見ると、無い。無いのです。
星のや竹富島・富士・軽井沢・京都に滞在した時の、素晴らしい写真たち、と共に思い出す美しい景色たち。それが今回は無い。
なので「また星のや東京泊まりたいよね〜」という会話が夫婦間で起こりにくい。。(その他4施設は、良く会話にでます)
滞在を楽しむなら、やっぱりロケーションって大事なんだな、と痛感しました。
しかし星のや東京が悪かったというわけではなく、他”星のや”施設と比べると、、、という話なので、ご理解よろしくです。
しっかりと、良い思い出になりました。