界松本ブログレポ/星野リゾートの中で1番”温泉”の満足度が高い宿

前日には、星野リゾート界アルプスにて慰安旅行をしていた私達。調べているとアルプスから車で約1時間の距離に界松本という施設がある事がわかり、皆とバイバイしてから家族だけでもう1泊ゆっくりとしていくことにしました。星野リゾートの同じ界ブランド場所も近いので、それぞれの特色を知りたい方や私達の様に2施設連泊するのってどうだろう?と思った方には前回の界アルプスの記事と比較して読んでいただければと思います。

アクセス

〒390ー0303 長野県松本市浅間温泉1-31-1

界予約センター(9:00~20:00) 0570-073-011

今回は界アルプスから車、下道で向かって1時間という距離でした。愛知県からだと同じく高速道路で3〜4時間ほどですね。電車でもアクセス可能で松本駅からタクシーで約15分と松本市内観光も兼ねての旅行であれば界アルプスより界松本の施設の方が市内に近くて便利です。浅間温泉郷の中に位置します。

黒部ダムへ寄り道観光!

私達は界アルプス周辺で観光地を調べていて見つけた、黒部ダムへ寄り道。扇沢駅へは少々山を登る坂道ですが、雪さえなければ普通車でもアクセス可能でした。駐車場は無料230台、便利な駅近くに有料350台用意があり特に問題なく駐車できました。扇沢駅にもレストランがあり、有名な”黒部ダムカレー”を食べる事が出来たので出発時間までに食事を済ませ、電気バスに乗り換えて黒部ダムを目指します。ベビーカーでの乗車も可能でした。全長6.1kmの関電トンネルを途中、大破砕帯など説明を受けながら進んでいきます。

パパ、運転でお疲れの睡眠休憩かな

黒部ダム駅に到着!しかし予想外の出来事が。到着後は上へ行くにも下へ行くにも階段を使う道しかないという事が発覚!丁度、レストランでご飯を食べてバスで揺られてベビーカーでお昼寝してしまったao君。。担いで階段は厳しい;駅員さんに相談したところ、通常は車椅子の方のみ案内しているという専用通路を今回は特別に案内して頂けることに。助かりました〜子供連れで向かう方は階段のみなのでベビーカー無しで向かうことをオススメします。

やっとダムっぽい場所い辿り着いた〜!と言っても写真を見ると湖みたい。それほど広大な面積です。凄い。

HPでは放水期間は終了(季節によって開催時間も異なる)と見て、残念〜と思っていたらたまたま試験放水をしていた様で綺麗な虹まで見る事が出来ました!ラッキー♫流石に上の展望スペースまで登るのは諦め、こちらは案内された車椅子の方向けの鑑賞スペースからの眺め。充分迫力があり水しぶきも少し。(笑)

写真サービスも行なっており、カメラマンの方から「気に入ったら買ってもらえばいいので〜」と言われたので甘えて撮ってもらいました。黒部ダムと書かれた看板はこちらのみなので、記念にはなるかも。奥のアルプス山脈も美しいです。

帰りの電気バスの待ち時間には黒部ダムマスコットキャラクターの”くろにょん”も来てくれていました!

寝起きのao君。初めてのゆるキャラに不思議そうな表情(笑)

その後、また車で下道移動で約1時間で界松本へ到着!チェックインの15時まで楽しい時間を過ごせました◎

到着〜チェックインの様子〜

ナビ通り迷う事なく到着。スタッフの方がお出迎え。施設目の前の駐車スペースに停めて荷物もお手伝いしてくださいます。

僕も手伝うよ〜が好きになって来たao君

この円柱型の部分がエントランス、夜はコンサートホールに早変わり。特徴的な建物!なんだか美術館に来たみたい。

エントランスへ向かう通路も天井がスケルトンだったり、でも飾りは和テイストのものもあったりで、和と洋が融合している面白い造りです。

入ってすぐのエントランスにあるソファに座ってチェックインお手続きをします。ウエルカムドリンクはワインの名産地らしく葡萄ジュースでした^^その後は客室までスタッフの方に施設の案内を受けます。

客室の様子

通常、星野リゾートの”界”ブランドは、昔からある施設を経営委託で受注し運営している事が多く、部分的にリノベーションをして利用という形が多いので昔の雰囲気が少し残っていたりするのですが、こちらの施設は元々現代建築家の方がこだわって設計された様で、客室への通路も天井も凝ったつくり。元の建物を生かしてほとんど手を加えていないのだとか。

客室は広々、大きな窓が特徴的な和風リビングスペース、ソファーとテレビのある洋風リビングスペース、布団を敷いて寝る寝室スペースと3部屋。さらに化粧台スペース、お手洗い、お風呂とフル装備。

寝室スペースの天井も見上げると蝶々がいて可愛い。クローゼットも2箇所あって収納もバッチリ。作務衣、足袋の靴下、パジャマ、羽織が用意されています。

和風リビングスペースの窓にはao君の手が届いてしまう高さに立派な障子があったので、リクエストして穴を開けてしまう前に外してもらいました。カーテンもない状態で過ごしましたが、寝室部分のドアを閉めれば光が入らず眠るには問題無しでした◎

普段、椅子で生活している私達なので、ソファーが用意されていると普段通り寛げていいです◎何より部屋数が多いので仕事や息抜きに、部屋で一人で過ごせるっていうのも重宝しました!

ニッコニコ

お茶菓子は豪華に4種類!それぞれの説明も紙で添えられていました。コルクのカード立てがオシャレです。気に入ったものがあればエントランス後ろのショップでも購入可能です。

アメニティはシャンプー・コンディショナー・ボディソープ、クレンジング、洗顔、化粧水、乳液、ボディクリーム、ハンドソープがボトルでたっぷり用意されています。界オリジナルの風呂敷は記念に持ち帰ることも可能で、中には歯ブラシ、ヘアブラシ、綿棒とコットン、ヘアゴム、剃刀などが入っています。客室内の冷蔵庫はミネラルウォーター以外は有料ですがハートランドビールやお茶などが用意。温かい飲み物は無料でドリップ式コーヒーパックやティーパックが用意されていました。

ao君用の子供用品も、使用済みオムツを入れる密閉式ゴミ箱やお尻拭き、子供用歯ブラシ、子供用作務衣もサイズを伝えると借りる事が出来ます。またリクエストしたらao君が客室で楽しく遊べる様にアンパンマンのおもちゃを貸していただけました^^

作務衣はママとお揃いの生地。ズボンを履かないで遊ぶao君(笑)

館内履きは下駄なのですが、なんだかオシャレ!ao君用に子供サイズも借りる事が出来ました^^

星野リゾートで最多?!八種十三通りの温泉

今までの界の施設でも大体内湯と露天風呂の2種、多くて男湯と女湯の入れ替わりがあっての4種の温泉を楽しめるイメージだったのですが、こちらの界松本では8種13通りの温泉が用意され、群を抜いて最多!内風呂、露天風呂の他、日本では珍しい”ラディアントバス(体温より少し高い温泉が循環する寝椅子型の温浴方法)”、檜の芳香を楽しむ”檜おがくず風呂”、”寝湯”、”立ち湯”など8種の浴槽があり、音や香りの違いによって計13通りの湯浴みを楽しむ事が出来ます。残念ながら写真を撮る事が出来なかったのですが、種類の多さはスーパー銭湯レベル!滞在中何度でも利用できるので何だかお得な気分(笑)サウナも完備でゆったりと過ごせます。また浴槽の種類が多いからか入り口には小さめなミネラルウォーターが用意されており、小まめに水分補給をしながら長めに温泉を堪能できました◎

りんごの季節(11月)に伺ったので露天風呂がりんご湯になっていました!りんごの芳醇な甘い香りと紅葉とを楽しむ事ができとてもよかったです!アメニティは客室と同様なので省略しますが、脱衣所の一角には湯上り処として長野県で生産が盛んな花梨を使ったかりんシロップをお好みで水に加え、湯上りにピッタリな冷たいドリンクをいただく事が出来ます。また女湯では”松本美人体験”と称したセルフヘアアレンジコーナーも設けられていました^^

トラベルライブラリーでは旬なりんごジュースの振る舞い

星野リゾートではお馴染みのトラベルライブラリーという共有スペースは、その地方に関連した書籍や、界ブランドのウリである温泉についての本など、この旅行をより深めてくれる本が用意されている場所になります。界松本ではエントランスの後ろ側、階段を上がって2階のスペースになります。丁度りんごのシーズンだったので期間限定で夕食前にりんごジュース3種飲み比べができました^^紅玉・シナノゴールド・冠雪ふじの品種3種でしたが、それぞれ特徴があって同じりんごジュースなのに全く違う味で驚きました!

その他、温かい飲み物は1杯ずつ挽きたてのコーヒーが飲めるコーヒーマシーンやハーブティも用意されていました。紙コップも用意されていたので客室に持ち帰ったり、コンサート中に頂くことも出来ます。

※コーヒーマシーンのみ音が出るのでコンサート中の利用は控えてほしいとの注意書きがありました。

他の施設に比べてトラベルライブラリーは狭く、椅子もハイチェアしかないのでゆっくりと寛ぎたい方は下のエントランスのソファーを利用すると良さそうです。雰囲気も良くてバッチリ!

2階のトラベルライブラリーへ向かう途中にはショップが併設されており、長野の名産品などの素敵な商品が並びます。

水引を使用した日本らしいアクセサリーも!珍しいものもたくさん並び見ているだけでも楽しめました^^

作り手の思いを届けるNAGANO WINE紀行でワイン3種飲み比べ

長野県は言わずと知れた国内有数のワインの産地!同じ品種のぶどうでも、ワイナリーが異なれば全く違う味わいのワインが出来上がります。3箇所もワイナリーをまわるのは大変ですが、界松本の施設内で気軽に飲み比べ体験ができるのは嬉しいですよね!場所はお食事処奥の専用スペース。こちらのご当地楽は当日予約が可能で、有料になります。アルコールが1000円、ノンアルコールが500円でした。妻はワイン好きですが妊娠中の為、一緒に参加しましたが僕の分だけ注文して香りだけ楽しむことに。ao君も子供用の椅子を借りて参加。貸切でした。

ワイン好きな妻はこの装飾で既にテンション上がってました!

本日の3種のワインはこちら。詳しくはスタッフの方が実際にワイナリーを訪れて情報収集したものをまとめたビデオを観ていきます。

ビデオを観た後はより詳しい説明をスタッフの方からお話を伺います。普段はイタリアやフランスワインを良く飲む妻も、国産ワインに触れて少し興味を持った様子でした。

説明を聞きながらいざテイスティング!飲みやすいもの、癖が強いもの、ザ・王道という印象のものなど、やはり飲み比べてみると同じメルローの品種を使用した赤ワインでも全く味が異なり面白いです。個人的にはクラシック音楽を聴かせて仕込んだ赤ワインが一番好みでした!

夕食 松本手毬の宝楽盛り八寸で見た目も美しく信州ワインとのマリアージュも楽しめる会席料理

お食事処は何と広々とした個室で用意されていました!プライベート感があって、まだまだ落ち着きのないao君にも嬉しい場所!襖を開けると全室中庭が臨める様に中庭をぐるっと囲んだ様な配置。子供はご飯とお味噌汁、ふりかけが無料で用意していただけます。

用意されていたこの椅子は背もたれが倒れすぎていて食べづらそうだったので他のものに変えていただきました。洋食を意識してか、布ナプキンの用意があり重宝しました^^

本日の御献立はこちら!前日の界アルプスに続き、土鍋ご飯がメインの様。こちらは牛肉の入った土鍋ご飯の様です。

先付。牛しぐれの蕎麦の実いなりです。いなり寿司に見立てたお料理と聞きなるほど、納得。わさびがいいアクセントになっています。

土瓶蒸しは甘鯛や海老芝煮、茸がたっぷり。ao君におすそ分けしたら美味しすぎて離さなかったです(笑)お好みで酢橘を絞っていただきます。

宝楽盛り 八寸はこれまた美しい松本手毬をイメージして特注した3段重ねのお皿で登場!写真では写っていませんが;カーネーションの花も華やかさを演出していました。

上段にはお刺身が登場!

中段には小料理が並びます。どれも見た目も華やかで味も美味しかった〜!

下段には土佐酢和え 旬の恵み。美しい。

この様に並べていただきます。会席料理ですが信州ワインとのマリアージュを楽しむ事が出来る様になっているのでワインがお好きな方には特にオススメな宿です^^見た目も華やかな料理が多く女性に人気そう。

揚げ物 白魚四彩揚げ 野菜天婦羅。レモンと抹茶塩でいただきます。

ao君への対応で写真を撮る余裕がなくお料理の写真は以上ですが、どのお料理も美味しくいただきました^^界シリーズで合わせているのか、2日土鍋ご飯は正直変更して欲しかったですが;(普段少食であまりお米を食べないこともありますが)牛時雨煮に実山椒のピリッとした辛味が合って、味自体はとっても満足がいくお料理ばかりでした◎

夜は毎晩、施設内でロビーコンサート開催?!

ご当地楽がワインじゃ、お酒を飲めない人は楽しめない!と思われそうですが、実は界松本にはもう一つご当地楽が用意されているんです。それがエントランスホールで毎夜行われる楽器演奏のロビーコンサートです!

松本市は音楽の造詣が深い街として知られており、そんな松本の文化にちなんで毎晩ジャズやクラシックのコンサートを施設内で開催しているそう。豪華〜!ちなみに有料にはなりますが音楽と一緒に信州ワインなどのお酒を愉しむことも可能ですよ^^

宿泊日によって内容は異なるそうですが、今回は珍しいピアノ連弾の演奏を聴く事ができました。同じ内容で2回演奏があるので、部屋でao君を交代でお世話しながら夫婦2人とも演奏を愉しむ事ができました^^

朝食もプライベート感のある個室でゆっくりと

朝食は場所が変わって1階のお食事処へ。こちらもしっかりとした個室でプライベート感があります。残念ながら写真を撮り忘れ。。お品書きのみ;

界でよく見る同じ炊き合わせ。統一してるのでしょう。ご当地のものでアレンジして欲しいなぁと毎回思ってします(笑)一定のクオリティ維持の為には仕方ないのでしょうね。朴葉味噌の蒸し焼きは目の前で調理され、朴葉の香りと味噌の塩気にご飯が進み楽しめました^^

12時チェックアウトの後は松本市内観光へ

車で15分程で松本市内の観光地まで到着するので、この宿を利用したらぜひ松本市内観光へ!まずは吟醸蕎麦で有名なそば処もときさんでランチ♫

ざる蕎麦とミニ天丼セットを注文!蕎麦好きなので美味しいお蕎麦に思わずこの表情(笑)人気店なので開店と同時に行くのがオススメ。駐車場もあり。

食後は車で5分ほど移動して、国宝松本城へ!快晴でとっても過ごしやすい日でした^^

紅葉も綺麗でした!敷地内は車の出入りがないのでao君もお散歩♫よく歩く様になりました。

お散歩〜♫お散歩〜♫

後は、カフェで休憩したり、縄手通りで町歩きを楽しんだり。写真は草間彌生さんのアートで有名な松本市美術館。見所たくさん!楽しめました〜^^

まとめ

星野リゾートの他の界シリーズて比べて

☑︎温泉の種類が豊富

☑︎車ですぐの立地に観光施設多数

という点で、とても満足度の高い施設でした。


贅沢な部屋の広さも、子連れ旅行にはありがたかったです^_^

ワイン好きの妻が妊娠中で飲めなかったので、お酒が飲めるようになったら、”ワインと温泉”を楽しみにもう一度訪れたいねと話しています。

絶対リピートしよう!となったいくつかの宿のうちの一つとなりました^_^